東京・吉祥寺(武蔵野市)で、カウンセリングと心理療法を行っています。都外に住まわれている方でも、オンラインでご利用いただけます。ここではその詳細について説明します。
このような悩みを抱えている方へ

・気分が憂鬱でどうしようもない
・様々な不安に悩まされている
・どうでもいいはずのことに対して過敏に反応してしまう
・自分にとってとても大切だったものを失って、人生に絶望している
・日常が退屈で味気ない
・自分の生き方に確信が持てない
・自分や親しい人の死について考えてしまって不安になる
・自分の人生に意味があると思えない
・その他、心理的に解決したい悩みがある
カウンセリング・心理療法によるサポート

上に挙げたような悩みを解決するために有効な方法がカウンセリングと心理療法です。
カウンセリングでは、自由に悩みを話し、他の人に理解してもらうことによって自分の心が楽になります。
心理療法では、心理学的な方法で悩みに対処することによって、より直接的に問題の解決を目指すことができます。
私が提供するカウンセリングと心理療法の特徴は二つあります。
一つ目は、科学的な研究によって効果があると分かっている方法を用いることです。
日本における心理学では従来、心の無意識的側面を重視する深層心理学が好まれてきた歴史があります。
この無意識的側面は科学的なアプローチが難しい概念であるにも関わらず、現在においても深層心理学は権威に支えられて重視される傾向にあります。そのため、公認心理師、臨床心理士の有資格者であっても、必ずしも科学的な心理的援助をできるとは限らないというのが現在の状況です。また、民間のカウンセラーでは、ほとんど宗教と変わらないようなカウンセリングをしている人も存在します。
筆者はエビデンスベイスド・アプローチ(科学的根拠に基づいた方法)の立場から、本当に悩みの解決につながることが期待される方法のみを用います。
下に示すのは、科学的に効果があると支持されている、認知行動療法の実施例です。


一つ目の図はオンラインで実施された認知行動療法の結果です(1)。青の線は認知行動療法を受けた人、オレンジの線は何も受けなかった人です。8週間で心理療法は終結し、一年後までうつの改善が続いていることが分かります。
次の図は社交不安障害の人に対して実施された認知行動療法の結果です(2)。青の線は認知行動療法を受けた人、オレンジ色の線は力動的心理療法を受けた人、灰色の線は何も受けなかった人です。この心理療法は約9ヶ月と長めのものでしたが、認知行動療法は大きな効果を上げていることが分かります。
二つ目は、生きる意味や死への恐怖といった根本的な問題を扱うことのできる心理療法を用いることです。
人は本当に絶望したとき、自分の人生に意味はあるのか、何のために生きているのか、ということを問わざるを得ません。こうした問題は単なる精神障害とはまた異なった、より根本的な問題です。しかし、このような領域の心理療法に関しては、研究者もカウンセラーも、日本にはまだほとんどいないというのが実情です。私は研究者としてこうした領域を専門としているので、より効果的なサポートを提供することができます。
下に示しているのは、現在最もエビデンスの優れている実存的心理療法である、意味中心心理療法(MCP)の実施例です。


この研究は死を目前に控えている末期がん患者の人を対象に行われたものです(3)。青の線は実存的心理療法(MCP)を受けた人、オレンジ色の線は傾聴を基本とした支持的心理療法を受けた人、灰色の線はメンタルヘルスについての知識を載せたパンフレットを提供された人です。実存的心理療法(MCP)はQOLと意味感の両方で大きな効果を示しており、老いや死といった避けられない不幸の元でも、人の人生を充実させることができることが分かります。
カウンセリング・心理療法の具体的な内容
日本で一般に行われているカウンセリングでは、どのくらいの期間でどのくらいの効果が出るのか、何の見通しもなしに、ただ漫然と話を聞くというものが多いのですが、私は上に図として挙げたような論文を参照し、一定の目算の元に、計画的にカウンセリングを行います。計画自体は相談者さんと共に決めるので、特別な心理療法を用いず、自由に悩み事を話していただくこともできます。
認知行動療法は16セッション、MCPは7セッションと基本的な期間が決まっており、明確な結果につながるよう、個々のセッションで行う作業や話す内容も詳細に決められています。実際のカウンセリングでは問題の内容や状況、相談者さんの意向に応じて、これらのセッションを短縮、追加し、複数の心理療法を組み合わせて用いることもあります。
最後に
人生は様々な偶然や不幸な出来事によって左右され、人はときにそれに対してあまりにも無力です。しかし、どんなにつらいときでも、自分の生き方に納得できるようになることを目指すことはできます。もし助けが必要な状況であれば、是非ご相談ください。ご連絡はこちらから。

以下に、場所や料金など、筆者が提供するカウンセリング・心理療法の詳細をまとめています。
時間
対面の場合は10時から19時まで、オンラインの場合は10時から22時までの間受け付けます。カウンセリングの時間は基本一時間ほどです。
場所
対面の場合、カウンセリングは東京都武蔵野市の吉祥寺駅から徒歩数分のワークスペースを借りて行います。予約はこちらが行い、詳細な場所は予約後にお伝えします。オンラインの場合、スカイプ、ライン、電話の三つの媒体を用いることができます(映像はありなし選択可)。


料金
料金は初回、それ以降のセッション共に1回5000円で受け付けています。オンラインの場合は銀行振り込みで、対面の場合は直接お支払いください。振込先は予約時のメールアドレスに返信で記載するので、予約日の24時間前までにお振り込みをお願いします。24時間前までお振り込みがない場合はキャンセル扱いとします。
心理検査・配付資料について
気分の落ち込や不安などを測定する心理検査、心理療法で用いるワークシートなどを用意しています。実際のカウンセリングで用いる場合は、筆者から直接お渡しします。オンラインの場合はPDFファイルとして送信します。PDFファイルを扱うことが難しい場合はご相談ください。
連絡
最初のご連絡はこちらのメールフォームにてお願いいたします。
ご連絡の際は、名前(匿名でも可)、希望する形式と予約時間、簡単なご相談内容(任意)、その他何か質問があればご記入ください。予約なしの質問のみのメールでも受け付けます。
予約変更・キャンセルについて
予約変更、またはキャンセルの場合は、予約日の24時間前までにご連絡ください。キャンセルで既に料金のお振り込みがなされていた場合、全額を返金いたします。24時間前までにご連絡がない場合は、既に頂いている料金の返還はできません。
実際のカウンセリング・心理療法についてさらに知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
カウンセリングにおける約束(倫理規定)について
初回のカウンセリング・心理療法についてーインテークセッション
認知行動療法:認知行動療法とは何か
認知行動療法:自分の気持ちの気づき方ー自動思考の把握
認知行動療法:うつなときの生活の立て直し方ー行動活性化
うつ病:うつ病とは何か?ー症状とその種類
筆者について
(1)Topooco, N., Byléhn, S., Nysäter, E. D., Holmlund, J., Lindegaard, J., Johansson, S., ... & Andersson, G. (2019). Evaluating the efficacy of internet-delivered cognitive behavioral therapy blended with synchronous chat sessions to treat adolescent depression: randomized controlled trial. Journal of medical Internet research, 21(11), e13393.
図は筆者が作成、対照群におけるデータの欠如は平均で埋めている。
(2)Leichsenring, F., Salzer, S., Beutel, M. E., Herpertz, S., Hiller, W., Hoyer, J., ... & Leibing, E. (2013). Psychodynamic therapy and cognitive-behavioral therapy in social anxiety disorder: a multicenter randomized controlled trial. American Journal of Psychiatry, 170(7), 759-767.
図は筆者が作成、対照群におけるデータの欠如は平均で埋めている。
(3)Breitbart, W., Pessin, H., Rosenfeld, B., Applebaum, A. J., Lichtenthal, W. G., Li, Y., ... & Fenn, N. (2018). Individual meaning‐centered psychotherapy for the treatment of psychological and existential distress: A randomized controlled trial in patients with advanced cancer. Cancer, 124(15), 3231-3239.
図は筆者が作成。
このような悩みを抱えている方へ

・気分が憂鬱でどうしようもない
・様々な不安に悩まされている
・どうでもいいはずのことに対して過敏に反応してしまう
・自分にとってとても大切だったものを失って、人生に絶望している
・日常が退屈で味気ない
・自分の生き方に確信が持てない
・自分や親しい人の死について考えてしまって不安になる
・自分の人生に意味があると思えない
・その他、心理的に解決したい悩みがある
カウンセリング・心理療法によるサポート

上に挙げたような悩みを解決するために有効な方法がカウンセリングと心理療法です。
カウンセリングでは、自由に悩みを話し、他の人に理解してもらうことによって自分の心が楽になります。
心理療法では、心理学的な方法で悩みに対処することによって、より直接的に問題の解決を目指すことができます。
私が提供するカウンセリングと心理療法の特徴は二つあります。
一つ目は、科学的な研究によって効果があると分かっている方法を用いることです。
日本における心理学では従来、心の無意識的側面を重視する深層心理学が好まれてきた歴史があります。
この無意識的側面は科学的なアプローチが難しい概念であるにも関わらず、現在においても深層心理学は権威に支えられて重視される傾向にあります。そのため、公認心理師、臨床心理士の有資格者であっても、必ずしも科学的な心理的援助をできるとは限らないというのが現在の状況です。また、民間のカウンセラーでは、ほとんど宗教と変わらないようなカウンセリングをしている人も存在します。
筆者はエビデンスベイスド・アプローチ(科学的根拠に基づいた方法)の立場から、本当に悩みの解決につながることが期待される方法のみを用います。
下に示すのは、科学的に効果があると支持されている、認知行動療法の実施例です。


一つ目の図はオンラインで実施された認知行動療法の結果です(1)。青の線は認知行動療法を受けた人、オレンジの線は何も受けなかった人です。8週間で心理療法は終結し、一年後までうつの改善が続いていることが分かります。
次の図は社交不安障害の人に対して実施された認知行動療法の結果です(2)。青の線は認知行動療法を受けた人、オレンジ色の線は力動的心理療法を受けた人、灰色の線は何も受けなかった人です。この心理療法は約9ヶ月と長めのものでしたが、認知行動療法は大きな効果を上げていることが分かります。
二つ目は、生きる意味や死への恐怖といった根本的な問題を扱うことのできる心理療法を用いることです。
人は本当に絶望したとき、自分の人生に意味はあるのか、何のために生きているのか、ということを問わざるを得ません。こうした問題は単なる精神障害とはまた異なった、より根本的な問題です。しかし、このような領域の心理療法に関しては、研究者もカウンセラーも、日本にはまだほとんどいないというのが実情です。私は研究者としてこうした領域を専門としているので、より効果的なサポートを提供することができます。
下に示しているのは、現在最もエビデンスの優れている実存的心理療法である、意味中心心理療法(MCP)の実施例です。


この研究は死を目前に控えている末期がん患者の人を対象に行われたものです(3)。青の線は実存的心理療法(MCP)を受けた人、オレンジ色の線は傾聴を基本とした支持的心理療法を受けた人、灰色の線はメンタルヘルスについての知識を載せたパンフレットを提供された人です。実存的心理療法(MCP)はQOLと意味感の両方で大きな効果を示しており、老いや死といった避けられない不幸の元でも、人の人生を充実させることができることが分かります。
カウンセリング・心理療法の具体的な内容
日本で一般に行われているカウンセリングでは、どのくらいの期間でどのくらいの効果が出るのか、何の見通しもなしに、ただ漫然と話を聞くというものが多いのですが、私は上に図として挙げたような論文を参照し、一定の目算の元に、計画的にカウンセリングを行います。計画自体は相談者さんと共に決めるので、特別な心理療法を用いず、自由に悩み事を話していただくこともできます。
認知行動療法は16セッション、MCPは7セッションと基本的な期間が決まっており、明確な結果につながるよう、個々のセッションで行う作業や話す内容も詳細に決められています。実際のカウンセリングでは問題の内容や状況、相談者さんの意向に応じて、これらのセッションを短縮、追加し、複数の心理療法を組み合わせて用いることもあります。
最後に
人生は様々な偶然や不幸な出来事によって左右され、人はときにそれに対してあまりにも無力です。しかし、どんなにつらいときでも、自分の生き方に納得できるようになることを目指すことはできます。もし助けが必要な状況であれば、是非ご相談ください。ご連絡はこちらから。

以下に、場所や料金など、筆者が提供するカウンセリング・心理療法の詳細をまとめています。
時間
対面の場合は10時から19時まで、オンラインの場合は10時から22時までの間受け付けます。カウンセリングの時間は基本一時間ほどです。
場所
対面の場合、カウンセリングは東京都武蔵野市の吉祥寺駅から徒歩数分のワークスペースを借りて行います。予約はこちらが行い、詳細な場所は予約後にお伝えします。オンラインの場合、スカイプ、ライン、電話の三つの媒体を用いることができます(映像はありなし選択可)。


料金
料金は初回、それ以降のセッション共に1回5000円で受け付けています。オンラインの場合は銀行振り込みで、対面の場合は直接お支払いください。振込先は予約時のメールアドレスに返信で記載するので、予約日の24時間前までにお振り込みをお願いします。24時間前までお振り込みがない場合はキャンセル扱いとします。
心理検査・配付資料について
気分の落ち込や不安などを測定する心理検査、心理療法で用いるワークシートなどを用意しています。実際のカウンセリングで用いる場合は、筆者から直接お渡しします。オンラインの場合はPDFファイルとして送信します。PDFファイルを扱うことが難しい場合はご相談ください。
連絡
最初のご連絡はこちらのメールフォームにてお願いいたします。
ご連絡の際は、名前(匿名でも可)、希望する形式と予約時間、簡単なご相談内容(任意)、その他何か質問があればご記入ください。予約なしの質問のみのメールでも受け付けます。
予約変更・キャンセルについて
予約変更、またはキャンセルの場合は、予約日の24時間前までにご連絡ください。キャンセルで既に料金のお振り込みがなされていた場合、全額を返金いたします。24時間前までにご連絡がない場合は、既に頂いている料金の返還はできません。
実際のカウンセリング・心理療法についてさらに知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
カウンセリングにおける約束(倫理規定)について
初回のカウンセリング・心理療法についてーインテークセッション
認知行動療法:認知行動療法とは何か
認知行動療法:自分の気持ちの気づき方ー自動思考の把握
認知行動療法:うつなときの生活の立て直し方ー行動活性化
うつ病:うつ病とは何か?ー症状とその種類
筆者について
(1)Topooco, N., Byléhn, S., Nysäter, E. D., Holmlund, J., Lindegaard, J., Johansson, S., ... & Andersson, G. (2019). Evaluating the efficacy of internet-delivered cognitive behavioral therapy blended with synchronous chat sessions to treat adolescent depression: randomized controlled trial. Journal of medical Internet research, 21(11), e13393.
図は筆者が作成、対照群におけるデータの欠如は平均で埋めている。
(2)Leichsenring, F., Salzer, S., Beutel, M. E., Herpertz, S., Hiller, W., Hoyer, J., ... & Leibing, E. (2013). Psychodynamic therapy and cognitive-behavioral therapy in social anxiety disorder: a multicenter randomized controlled trial. American Journal of Psychiatry, 170(7), 759-767.
図は筆者が作成、対照群におけるデータの欠如は平均で埋めている。
(3)Breitbart, W., Pessin, H., Rosenfeld, B., Applebaum, A. J., Lichtenthal, W. G., Li, Y., ... & Fenn, N. (2018). Individual meaning‐centered psychotherapy for the treatment of psychological and existential distress: A randomized controlled trial in patients with advanced cancer. Cancer, 124(15), 3231-3239.
図は筆者が作成。
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